はじめに
今回はAnimationClipのAnimationTypeをGenericからHumanoidに変更してみようという記事になります!
UnityRecorderという公式アセットによりアニメーションを録画してAnimationClipを作成したのですが、どうやらAnimationTypeはGenericのみしか出力できないみたいでした。
ただ一応解決することはできたので、書き残しておきたいと思います。
AnimationTypeとは
AnimationTypeにはLegacy,Generic,Humanoidの3種類あります。

Legacyは基本的に後方互換性のために残してあるだけなので、最近のプロジェクトでは使いません。
ちなみにAnimationコンポーネントも同じく昔のものなので、今はAnimatorコンポーネントを利用してください。
Genericは人型の部位との対応づけをしない手法です。Humanoidでない場合はこちらを選びます。
Humanoidは人型のモデル専用のもので、部位との対応づけにより他の人型モデルにも適応できるようになっています。
今回はUnityちゃんのAnimationClipをGenericからHumanoidに変更していきたいと思います。
FBX Exporterをインポートする
まずはFBX Exporterという公式のアセットをインポートする必要があります。
ただしFBX ExporterはUnity2018?あたりからはPackageManagerからインポートしてください。

AnimatorControllerにAnimationClipを設定する
UnityちゃんのGameObjectを作成し、AnimatorControllerを新規作成・設定をします。

目的のAnimationClipをAnimationControllerの中に入れてください。

fbxを出力する
ここまで設定できたら、GameObjectをfbxとして出力します。
UnityちゃんのGameObjectを右クリックし、Export To FBX....をクリック。

名前や出力先のパスを好きなように設定し、Exportをクリックしてください。

AnimantionClipを取り出す
出力したfbxのImportSettingを開き、Rig -> AnimationTypeをGeneric -> Humanoidに変更してください。

これにより自動的に一緒に含まれているAnimationClipがHumanoid用に変換されます。
ただモデルと一緒にAnimationClipが含まれているので、モーションのデータのみが欲しい場合には余分なデータが含まれています。
そこでこれらを分離するためには、AnimationClipを選択してCrtl + Dを押して複製を行ってください。

さいごに
これでAnimationClipのAnimationTypeの変更ができたはずです。
特にFBX Exporterをインポートしなければならないあたりがめんどくさいですが、良かったらやってみてください。
ではまた。