はなちるのマイノート

Unityをメインとした技術ブログ。自分らしくまったりやっていきたいと思いますー!

ゲームをリリースして気づいた、作品を完成させるために必要なこと。それはいかに「ドM」かでした。

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伝えたいこと

はじめに

みなさんゲームやアプリを作っていますか?おそらくこの記事をみてくださっている大半はそうなのではないかと思います。

もしかしたら初めての方もいらっしゃるかもしれないので軽く自己紹介させていただくとこんな感じ。

  • 大学生
  • アプリ「クローズドサークルからの脱出」を先日リリース
  • GooglePlay, AppleStoreにて5個のアプリを公開中


先日リリースした「クローズドサークルからの脱出」ですが、半年という時間をかけて完成までなんとか漕ぎ着けられましたが多くの苦労がありました。

今回はこのリリース経験からもとに、いかに「ドM」になれるかがリリースする上で大切であるかをご紹介……みたいな流れで記事を書こうと最初は思ったのですが、ぶっちゃけ私みたいなひよっこが皆様に偉そうに言えることはなにもありません。

ですので私がゲームをリリースした経験から分かったことを、過去の自分に伝えるようなイメージでつらつらと書いていきたいと思います。

ゲーム開発は辛いことの連続

まずはゲームをリリースするまでに私が経験した辛かったことを図にしてみました。

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個人開発で辛いところ

はっきり言うと、ゲームを作りだすのは地獄の始まりだと言っても過言ではないと思います。

これだけ辛いことがあるのを知っていながらゲーム制作を行うのは、それをも楽しめるような「ドM」か一部の天才くらいでしょう。

制作期間について

どれくらいの期間でゲームを完成させられるか大体予定を立てますが、経験上良くて2倍,悪ければ∞(完成しない)倍ぐらいになります。

今回の私がリリースしたゲームも本来なら数ヶ月で完成させる予定でしたが、半年はかかりました。

妥協の連続

最初に頭の中で考えたゲームをそのまま作れる人はそう多くはないと思います。

まず最初の難関は見た目を妥協することではないでしょか。今回リリースしたゲームでも見た目に関して多くの妥協をしました。

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見た目

まずステージの3Dモデルについてですが、本来なら自分で全部作りたかったところですがアセットの力を借りました。

こちらのアセットをメインにステージを作成しました。結構ボクセルと3Dモデルが混ざっていても悪くない感じがするのですがどうでしょうか。

さらにもっと言うと、全てのステージが同じ見た目をしているという究極の妥協もしていたりします。

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別の部屋

加えてボリュームの妥協もかなり辛いところではあります。ユーザーが長時間プレイしてくれることは収益にもつながることなのでなるべく増やしたいところですが、作品が永遠に完成しない可能性も上がります。

きっとアップデートでボリュームアップするのがベストなような。

モチベの維持は至難の技

よっぽど小規模のゲームでなければ、数ヶ月~数年単位になってくると思います。その間ゲームを作り続けるのは至難の技だと容易に想像できます。現代は色々な誘惑がありますしね。

私もよくモチベで悩んでいますが、カフェで作業する時間を設けたりと習慣化するのが最強じゃないかという結論に今のところなっています。

習慣、大事。

不安に負けないで

開発終盤、このゲームを遊んでくれる人はいるのか,このゲームは楽しいのか,黒歴史を公開しようとしているのではないかと不安になると思います。

しかしはっきり言って私のような個人開発者の場合、全く心配する必要はありません。

なぜなら、ゲームが楽しいかどうか・黒歴史かどうか以前にゲームをプレイしてくれる人はいないからです。

ただ逆に考えると、誰もプレイしてくれないのなら自分の好き勝手やっていいのではないかと次第に気づき始めます。少なくとも私はそう考えるようにしています。

レビューについて

膨大な時間をかけて作ったゲームであっても、ユーザーはボロカスに言ってきます。ただユーザー自身の率直な意見であって、別に責められることではありません。(結構攻撃的な事も言ってきますが)

私にできることは耐えることです。思い入れがあるのは分かりますが反論してはいけません。ずっと耐えていると、ちょっとやそっとの批判では心が動かなくなってきます。

しかし不具合報告や改善点を教えてくれているレビューもあるので、それはしっかりと受け取ることは大切です。

それでも悪いことばかりではない

これまで散々なことを書きましたが、それでも悪いことばかりではありません。

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初めて届いたレビュー

こちらは今回リリースしたアプリで初めて付けてもらったレビューなのですが、すごい的確かつコレクション要素までコンプリートしてくれたとのことでした。

もうこれだけでもゲームを作って良かった,今までの苦労も悪くなかったなと思えます。またレビューだけでなくわざわざメールを送ってくださった方もいらっしゃいましたし、感無量です。

きっとこの体験をしたゲーム開発者は、次のゲームを作るのが地獄の始まりだと知っていても止められないのではないでしょうか。

さいごに

私はおそらくゲームを作ることが好きだし、今のところこれからも作り続けていくつもりです。

いつか有名なゲームが作れるように頑張りたいです。

ではまた。



ps. 最後までみてくださった方へ、よろしければこちらのアプリも遊んでいただけると……!