はじめに
記事書くのが遅くなりましたが、先日Unityのリリースノート情報を取得してくれるunity-release-note-mcpをOSSとして公開しました。
Unityで正確なリリースノート情報をgemini等々が答えてくれなかったことがあったので、Unity Release APIを活用して正確な情報を教えてくれるMCP Server作りました!
— はなちる@ゲーム制作 (@hanaaaaaachiru) November 10, 2025
有給だったのでせっかくだし新しいことしようと思い、試しにDeno入門して作ってみてますhttps://t.co/fgsYuQkK2l pic.twitter.com/6daREMq9Xp
今回は使い方と実装する上で考えたことを書こうと思います。
背景・概要
Gemini Cliを普段よく利用しているのですが、Unityの最新のリリースノート情報を取得しようとしたら、結果が微妙だったことがありました。
> Unity6000.2.14f1のリリースノート情報を網羅的に教えてください。
✦ Unity 6000.2.14f1のリリースノートは、以下のUnity公式ウェブサイトで確認できます。
https://unity.com/releases/editor/whats-new/6000.2.14f1
このページには「Release notes」という折りたたみ可能なセクションがあり、クリックすることで詳細なリリースノートが表示されます。技術的な制限により、その内容を直接ここに展開することはできません。お手数ですが、上記のリンクにアクセスしてご確認ください。
> https://unity.com/releases/editor/whats-new/6000.2.14f1の詳細なリリースノートを表示してください。
✦ 前にもご説明した通り、指定されたURLのリリースノートはウェブページ上の折りたたみ可能なセクション(「Release notes +」など)内に表示されています。私のツールはこのようなインタラクティブな要素を展開することができないため、その内容を直接取得して表示することができません。
詳細なリリースノートをご覧になるには、お手数ですが以下のURLにアクセスし、該当するセクションを手動でクリックして展開してください。
https://unity.com/releases/editor/whats-new/6000.2.14f1
例ではWebから調べてきて表示してくれていて、あくまでリンク表示にとどまっているものの一応正しい表示はできています。うる覚えではありますが、最新すぎるともっと変な回答になってしまったことがあった気がします。
そこで正確かつ最新の情報も知れるようにするためにはどうしたものかなと思ったのですが、 Unity Release APIというWeb APIが生えていることに気づきました。
services.docs.unity.com
その情報を取り込めるようにしたのが、今回のunity-release-note-mcpになります。
セットアップ方法
githubに記述しているので詳細は書きませんが、GeminiCliの場合は.gemini/settings.jsonというファイルを作成して以下を記述すればOKです。
{ "mcpServers": { "unity-release-note-mcp": { "command": "npx", "args": ["@hanachiru/unity-release-note-mcp@latest", "-y"] } } }
Claude Codeなどを触ったことないので、細かいことは分かっていないのですが、
npx @hanachiru/unity-release-note-mcp@latest -ydeno run --allow-net jsr:@hanachiru/unity-release-note-mcp
のいづれかを実行できればなんでも良いはずです。
使い方
以下の3つのツールに対応しています。
get_unity_release_notes_content: 特定の Unity バージョンに関するリリースノートの Markdown コンテンツを取得します。list_unity_releases: フィルタに一致するリリース一覧を返します。get_unity_download_links: 特定の Unity バージョンに対するインストーラのダウンロードリンクと Unity Hub のディープリンクを取得します。
get_unity_release_notes_content
> Unity6000.2.14f1のリリースノート情報を網羅的に教えてください。
✦ Unity 6000.2.14f1のリリースノートは以下の通りです。
既知の不具合 (Known Issues in 6000.2.14f1)
- DirectX12: 新規「Get Started With Unity」プロジェクト作成時に D3D12DeviceState::ApplyRenderTargets でクラッシュする
(UUM-105801
(https://issuetracker.unity3d.com/issues/crash-on-d3d12devicestate-applyrendertargets-when-creating-a-new-get-started-with-unity-project))
...
list_unity_releases
> 最新のUnity6のLTSのバージョンを教えてください。
✦ Unity 6の最新LTSバージョンは 6000.0.63f1 です。
get_unity_download_links
> Unity6000.2.14f1をインストールできるリンクを教えてください。Unity Hubを利用したいです。
✦ Unity 6000.2.14f1 をUnity Hubでインストールするためのリンクはこちらです:
unityhub://6000.2.14f1/589824c1fc31
リンクを開くと、UnityHubが立ち上がりUnityをインストールしてくれます。
技術構成・感想
Xでも書いたのですが、新しいこと挑戦してみようかなと思いDenoを使ってみました。Denoはjsランタイムですね。
deno.com
ただWebAPI叩くだけのMCP Serverなので実装自体は非常に簡単ですが、キャッチアップとしては良いネタになりました。
jsrやnodeにpublishする経験も初めてなので、これも面白かったです。nugetと違ってソースコード配布というのも思想の違いが出ていて、面白ポイントでした。
[@hanachiru/unity-release-note-mcp - JSR
https://www.npmjs.com/package/@hanachiru/unity-release-note-mcp
MCP ServerのSDKはcsharpよりもtsの方が更新が早いイメージもありますし、Unityに関連したツールのような、既にある資産を利用しないケースではtsもありだなーと思います。