はじめに
昨日に引き続きネタ関連の記事です。
どんなものを作ったのかというとはUSBを挿しただけで感染するウイルスというなかなかインパクトのありそうなものです。
ただ最初に言っておくと結構前のWindowsUpdateにより基本はできないように変更されています。
というわけであくまでネタとしてみていただけると嬉しいです。
この実装についてつらつらといきたいと思います。
概要
以下の3つのステップによりウイルスもどきを実行します。
- USBをパソコンに挿す
- autorunという機能を用いてexeを起動する
- exeでウィンドウをたくさん出す
仕組み的にはautorun
が一番の要になります。
autorun
とは自動実行の対象となるプログラムを指定しているテキストファイルのことです。
これを踏まえ実装するには2つのパートに分けることができます。
- exeを作成する
- autorunを作成する
exeを作成する
今回はexeを作成するためにVisual Studio
を使ってWPF
というデスクトップクライアントアプリケーションを作成するUIフレームワークを用いました。
わざわざこれを作るために初めて触ってみましたが、結構直感的に書くことができたのでそこまで苦労することはありませんでした。
かかった時間のほとんどは見た目を作る作業で、コードはほぼ書いていません。
C#を触ったことがある方ならさほど苦労せずにできるのではないでしょうか。
autorunを作成する
作成したexeをUSBの中に入れ、USBのルートにautorun.inf
というファイルを作成します。
[autorun] oepn=Hoge.exe
open=
の右側にexeの名前を記入するだけなので、とても簡単ですね。
autorunを実行できるようにする
autorun
はとても便利な機能なのですが、あまりにこれを利用したウイルスが増えたのでWindowsUpdateにより基本的にできないようになりました。
それをできるようにするために以下のサイトにあるアプリケーションを利用しましたが、これが絶対に安全だとは言えないのでもし利用する場合は自己責任で使うようにしてください。
さいごに
誰かを驚かせたりするだけならいいですが、exeをもっと悪いことをさせるようにしたら立派なウイルスの完成です。
実際に試したわけではないですが、CDやDVDではまだautorun
が利用できるらしいのでこういった手口があるということを覚えておくと良いかも知れません。
またこんな感じのネタ的なものを作れたらと思うので、良かったらお付き合いください。
ではまた。