はなちるのマイノート

Unityをメインとした技術ブログ。自分らしくまったりやっていきたいと思いますー!

UBSを挿しただけで感染するウイルスもどきを作ってみた

はじめに

昨日に引き続きネタ関連の記事です。

どんなものを作ったのかというとはUSBを挿しただけで感染するウイルスというなかなかインパクトのありそうなものです。

f:id:hanaaaaaachiru:20200418182427g:plain

ただ最初に言っておくと結構前のWindowsUpdateにより基本はできないように変更されています。

というわけであくまでネタとしてみていただけると嬉しいです。

この実装についてつらつらといきたいと思います。

概要

f:id:hanaaaaaachiru:20200418183910p:plain

以下の3つのステップによりウイルスもどきを実行します。

  1. USBをパソコンに挿す
  2. autorunという機能を用いてexeを起動する
  3. exeでウィンドウをたくさん出す

仕組み的にはautorunが一番の要になります。

autorunとは自動実行の対象となるプログラムを指定しているテキストファイルのことです。

これを踏まえ実装するには2つのパートに分けることができます。

  • exeを作成する
  • autorunを作成する

exeを作成する

今回はexeを作成するためにVisual Studioを使ってWPFというデスクトップクライアントアプリケーションを作成するUIフレームワークを用いました。

わざわざこれを作るために初めて触ってみましたが、結構直感的に書くことができたのでそこまで苦労することはありませんでした。

f:id:hanaaaaaachiru:20200418184725p:plain

かかった時間のほとんどは見た目を作る作業で、コードはほぼ書いていません。

C#を触ったことがある方ならさほど苦労せずにできるのではないでしょうか。

autorunを作成する

作成したexeをUSBの中に入れ、USBのルートにautorun.infというファイルを作成します。

[autorun]
oepn=Hoge.exe

open=の右側にexeの名前を記入するだけなので、とても簡単ですね。

autorunを実行できるようにする

autorunはとても便利な機能なのですが、あまりにこれを利用したウイルスが増えたのでWindowsUpdateにより基本的にできないようになりました。

それをできるようにするために以下のサイトにあるアプリケーションを利用しましたが、これが絶対に安全だとは言えないのでもし利用する場合は自己責任で使うようにしてください。

apo-usb-autorun.jp.uptodown.com

さいごに

誰かを驚かせたりするだけならいいですが、exeをもっと悪いことをさせるようにしたら立派なウイルスの完成です。

実際に試したわけではないですが、CDやDVDではまだautorunが利用できるらしいのでこういった手口があるということを覚えておくと良いかも知れません。

またこんな感じのネタ的なものを作れたらと思うので、良かったらお付き合いください。

ではまた。