はじめに
今回はPostProcessingStack Version2を用いて魚眼レンズを実現する記事になります!
まず魚眼レンズと聞いて、なんだそれ?と思うかもしれません。
魚眼レンズというのは、画面の四隅をねじったような画面のことを表します。
ただここまで偉そうに言っていてなんですが、正直これが魚眼レンズなのか広角レンズなのかはたまたどっちでもないのかよく分かっていません。
もし正しい呼び方を知っている方はこっそり教えてくれると嬉しいです。しれっと正しい表記に直しておきます。
魚眼レンズを実現する方法として私だったらこの3つの方法を思いつきます。
・Unityの昔の機能であったImageEffect
を用いる
・シェーダーでポストエフェクトを自作(どこかから入手)
・PostProcessingStack
を用いる
今回は一番下の方法で魚眼レンズにしてみたいと思います。
PostProcessingの導入
上のメニューからwindow -> Package Manager
でパッケージマネージャーを開く。
それができたら、Post Processing
を一覧から探し、右上のImport
をクリック。
PostProcessingの下準備
カメラにエフェクトをかけるには、いくつか下準備が必要です。今回はなるべく最短でやるので、細かい設定をしたいからは自分で調べてみてください。
まずはカメラにPost-process Layer
コンポーネントをアタッチします。
Post-process Layer
コンポーネントのLayer
をEverything
に変更。
空のGameObject
を作成し、Pöst-process Volume
コンポーネントをアタッチしてください。
最後にIs Global
にチェックを入れ、Profile
のNew
をクリックすれば下準備は終わりです。
Lens Distortionでカメラを歪ませる
Lens Distortion
という機能を使うことで画面を歪ませて、魚眼レンズを作り出します。
Pöst-process Volume
コンポーネントの一番下にあるAdd effect...
をクリックし、Lens Distortion
を選択。
Lens Distortion
の左のチェックボックスにチェックを入れ、Intensity
の値を色々と変更してみましょう。
Lens Distortionのプロパティについて
Lens Distortion
にはたくさんのパラメーターがあります。
ひとつひとつ紹介してこの記事を終わりたいと思います。
名前 | どのような効果があるか |
---|---|
Intensity | 歪みの強度 |
X Multiplier | x軸上の歪みの強度 |
Y Multiplier | y軸上の歪みの強度 |
Center X | 歪みのx軸の中心点 |
Center Y | 歪みのy軸の中心点 |
Scale | スケールの調整 |
さいごに
個人的に少し画面を歪ませるだけでもゲームの高級感を増せることがあると思います。
上手く活用をして、華やかな画面にしちゃいましょう!